
派遣看護師って実際どんな風に働くの?



勤務先によって仕事の内容は違うのかな?
病院、介護施設、企業など、派遣先ごとに役割が変わるんですよね。
仕事内容を知らずに選ぶと、思った働き方と違うかもしれません。
そこで、今回は派遣看護師の仕事内容や勤務先ごとの働き方、1日の流れについて紹介します!
- 派遣看護師の仕事内容
- 働き方の種類と雇用形態
- 1日のスケジュールの違い
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派遣看護師とは?働き方の基本
派遣看護師は、派遣会社を通じて医療機関や介護施設、企業などに一定期間勤務する働き方です。
正社員やパートと異なり、雇用主は派遣会社となり、契約期間が決められているのが特徴ですね。
それでは、派遣看護師の特徴や働き方について詳しく見ていきましょう。
派遣看護師の特徴と正社員との違い
派遣看護師は、正社員とは異なる雇用形態で働きます。
最大の違いは、派遣看護師は派遣会社に雇用され、働く職場が一定期間ごとに変わる点ですね。
正社員は特定の医療機関に長期勤務しますが、派遣は短期間の契約でさまざまな現場を経験できます。
また、給料の支払い方法も異なります。派遣は時給制が多く、勤務日数や時間に応じて給与が決まります。
一方、正社員は月給制が一般的で、賞与や手当がつくケースが多いですね。
項目 | 派遣看護師 | 正社員 |
雇用主 | 派遣会社 | 勤務先の病院・施設 |
契約期間 | 短期・長期・単発 | 無期雇用 |
収入 | 時給制・高時給が多い | 月給制・賞与あり |
働き方の自由度 | 勤務先・期間を選べる | 異動・シフト変更の可能性あり |
派遣看護師は、高時給で自由な働き方ができる一方で、契約期間が決まっているため、長期的な安定を求める人には向かないこともあります。
派遣看護師の勤務スタイル(短期・長期・単発)
派遣看護師の勤務スタイルは、大きく「短期」「長期」「単発」の3つに分かれます。
- 短期派遣(数週間~数カ月):産休・育休代替など、期間限定の仕事が多い
- 長期派遣(半年以上):病院・施設で安定して働ける
- 単発派遣(1日単位):イベントナースや健診補助など、柔軟な働き方が可能
例えば、短期派遣は「産休・育休の代替要員」としての募集が多く、長期派遣は「半年以上の契約で、ある程度安定して働ける職場」がメインです。
単発派遣は、1日単位で働けるため、副業やダブルワークにも向いているのが特徴です。



ライフスタイルに合わせた働き方が選べるのが魅力ですね!
派遣看護師の仕事内容
派遣看護師の仕事内容は、勤務先によって大きく異なります。
病院や介護施設、訪問看護、クリニック、企業など、さまざまな職場で活躍できるのが派遣看護師の魅力ですね。
では、各職場ごとの仕事内容を詳しく見ていきましょう。
病院での派遣看護師の仕事内容
病院での派遣看護師は、主に病棟または外来で勤務し、患者のケアや診療補助を行います。
- バイタルチェック(血圧・体温・脈拍の測定)
- 点滴・投薬管理
- 診察の補助(医師のサポート・カルテ記入)
- ナースコール対応・入院患者のケア
- 検査・処置の補助
病棟では入院患者のケアを中心に、外来では診療のサポート業務がメインになります。
詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
病院で働く派遣看護師のリアル!仕事内容・メリット・注意点を解説 >>
介護施設での派遣看護師の仕事内容
介護施設での派遣看護師は、入居者の健康管理を担当し、医療処置をサポートします。
- バイタルチェック・服薬管理
- 褥瘡(じょくそう)ケア・簡単な医療処置
- 食事・排泄のサポート(必要に応じて)
- 急変時の対応(救急要請・処置)
- 介護スタッフとの連携
病院と違い、急性期医療は少なく、入居者の生活支援や長期的な健康管理がメインになります。
介護施設での働き方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【体験談】はじめての派遣看護師体験!老健のリアルな仕事の流れ>>
訪問看護の仕事内容
訪問看護の派遣看護師は、患者の自宅に訪問し、医療的ケアや日常生活のサポート を行います。
- バイタルチェック(血圧・体温・脈拍の測定)
- 服薬管理(薬のセット・服薬確認)
- 医療処置(点滴・カテーテル・褥瘡ケアなど)
- リハビリ支援(機能訓練・ストレッチなど)
- 家族へのケア指導(介護のアドバイス)
訪問看護は、1人で判断する場面が多いため、臨機応変な対応力が求められる のが特徴です。
クリニックでの派遣看護師の仕事内容
クリニックでの派遣看護師は、診療補助や患者対応がメイン です。
- 医師の診療補助(器具の準備・患者対応)
- 問診(症状の聞き取り・カルテ入力)
- 採血・注射・点滴管理
- ワクチン接種の実施
- 簡単な検査の補助(心電図・尿検査など)
クリニックは日勤のみの勤務が多く、残業が少ない ため、ワークライフバランスを重視する人に向いています。
企業看護師の仕事内容
企業看護師は、社員の健康管理や労働衛生管理 を担当します。
- 健康診断の補助(視力検査・血圧測定など)
- 応急処置(ケガ・体調不良時の対応)
- 健康相談(メンタルヘルス相談・生活習慣指導)
- 労働環境の改善サポート(作業環境チェック)
企業看護師は、デスクワークが多く、土日休みが取りやすい ため、安定した働き方をしたい人に向いています。



派遣看護師は、いろいろな職場で活躍できるんですね!
派遣看護師の1日の流れ
派遣看護師の1日のスケジュールは、勤務先や勤務形態によって大きく異なります。
病院やクリニックの日勤、介護施設の夜勤、単発派遣のイベントナースなど、働き方によって流れが変わるため、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。
日勤のスケジュール例
日勤の派遣看護師は、朝から夕方までの勤務が基本です。
病院やクリニックでは、午前中に診察や処置が集中し、午後は患者のケアや記録業務が中心となります。
時間 | 仕事内容 |
8:30 | 出勤・申し送り |
9:00 | 診療補助・採血・点滴 |
12:00 | 休憩 |
13:00 | 患者ケア・処置 |
16:00 | 記録業務・申し送り |
17:00 | 退勤 |
日勤は生活リズムを整えやすく、家庭と両立しやすい働き方です。
夜勤のスケジュール例
夜勤の派遣看護師は、夕方から翌朝までの勤務となります。
夜間は患者の容態が急変することもあり、迅速な対応が求められます。
時間 | 仕事内容 |
16:30 | 出勤・申し送り |
18:00 | 夕食介助・投薬 |
21:00 | 巡回・ナースコール対応 |
0:00 | 休憩 |
3:00 | 巡回・記録業務 |
6:00 | 起床介助・朝食準備 |
9:00 | 申し送り・退勤 |
夜勤は高時給ですが、生活リズムの調整が必要です。
単発派遣(イベントナース・健診補助)のスケジュール例
単発派遣は、1日ごとに異なる職場で働くスタイルです。
イベントナースや健診補助などがあり、自由なシフトで働けるのが魅力です。
時間 | 健診補助 | イベントナース |
9:00 | 受付・オリエンテーション | 会場準備・事前説明 |
9:30 | 受診者の誘導・測定補助 | 来場者の健康チェック |
10:30 | 採血・血圧測定の補助 | 体調不良者の応急処置 |
12:00 | 休憩 | 休憩 |
13:00 | 視力・心電図検査の補助 | 会場巡回・救護対応 |
15:30 | 片付け・報告 | 救護業務終了・撤収 |
16:00 | 退勤 | 退勤 |
単発派遣は、スキマ時間を活用したい人に向いています。



自分に合ったスケジュールを選びましょう!
勤務先による違い
派遣看護師の1日の流れは、勤務先によって異なります。
病院では医師の指示のもと診療補助を行いますが、介護施設では入居者の生活支援が中心になります。
勤務先 | 主な仕事内容 | 特徴 |
病院 | 医師の補助、点滴・採血、急変対応 | 医療処置が多く、スキルアップ向き |
クリニック | 診察補助、問診、処置 | 日勤のみ、規則正しい働き方 |
介護施設 | 入居者の健康管理、服薬管理 | 医療行為が少なく、ゆったり働ける |
企業 | 健康相談、応急処置 | デスクワークが多く、土日休みがとりやすい |
イベント | 救護対応、熱中症対策 | 単発案件が多く、自由な働き方 |
このように、勤務先によって仕事内容や働き方が大きく異なります。



「どの職場が自分に合っているか、しっかり考えたいですね!」
スケジュールの選び方
派遣看護師の働き方には、日勤・夜勤・単発などさまざまなスタイルがあります。
自分に合ったスケジュールを選ぶためには、ライフスタイルや収入の希望に合わせて働き方を決めることが大切です。
希望する働き方 | おすすめのスケジュール |
規則正しく働きたい | 日勤のみのクリニック・企業 |
高収入を狙いたい | 夜勤専従の病院 |
家庭と両立したい | 短時間勤務の介護施設 |
スキマ時間に働きたい | 単発派遣(イベント・健診) |
医療スキルを磨きたい | 総合病院・救急病院 |
自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、最適なスケジュールを選びましょう。



「無理なく働けるスケジュールを選ぶことが大切ですね!」
派遣看護師の働き方の選び方
派遣看護師には、さまざまな働き方があります。
「ライフスタイルに合った勤務先を選びたい」「収入を優先したい」「自由な働き方をしたい」など、人によって重視するポイントが違います。
それでは、派遣看護師として自分に合った働き方を見つける方法を見ていきましょう。
自分に合った働き方を見つけるコツ
派遣看護師として働く際に、まず大切なのは「自分の希望を明確にすること」です。
働き方の希望は人それぞれですが、以下の3つのポイントを整理すると、自分に合った働き方が見つかりやすくなります。
- 勤務時間:日勤・夜勤・単発など、どのスタイルが合うか?
- 収入の優先度:安定収入を取るか、高時給の単発を狙うか?
- 職場環境:病院・クリニック・介護施設・企業など、どこで働きたいか?
たとえば、「プライベートの時間を大切にしたい」なら日勤のみのクリニック 、「しっかり稼ぎたい」なら夜勤専従の病院など、目的に応じた選び方が重要です。



まずは自分がどんな働き方をしたいのか、整理してみましょう!
仕事選びのポイント(勤務時間・給料・職場環境)
派遣看護師の仕事を選ぶ際は、次の3つのポイントを意識すると、より満足度の高い働き方ができます。
① 勤務時間で選ぶ
派遣看護師の勤務時間は、「日勤のみ」「夜勤あり」「単発」などさまざまです。
勤務スタイル | 特徴 | 向いている人 |
日勤のみ | 規則正しい生活ができる | 家庭と両立したい人 |
夜勤あり | 高時給だが生活リズム調整が必要 | 収入を重視する人 |
単発派遣 | 1日ごとに自由に働ける | スキマ時間を活用したい人 |
② 給料で選ぶ
派遣看護師は、働き方によって時給が異なります。
一般的に、夜勤や単発派遣のほうが高時給ですが、長期的な安定性は低くなることも。
勤務形態 | 時給の目安 |
クリニック(日勤) | 1,800円~2,200円 |
病院(日勤) | 2,000円~2,500円 |
病院(夜勤) | 3,500円~4,500円 |
単発派遣 | 2,000円~5,000円(案件による) |
「月収を安定させたい」のか、「短期間で高収入を得たい」のかによって、選ぶべき働き方は変わります。
③ 職場環境で選ぶ
派遣看護師の勤務先には、病院・クリニック・介護施設・企業などがあります。
どの環境が自分に合うかを考えましょう。
勤務先 | 特徴 | 向いている人 |
病院 | 医療処置が多く、スキルアップできる | 経験を積みたい人 |
クリニック | 診療補助が中心、日勤のみ | 安定した生活を送りたい人 |
介護施設 | 入居者の健康管理がメイン | ゆったり働きたい人 |
企業 | 健康相談や応急処置が中心 | デスクワークが好きな人 |



「自分に合った職場を見つけることが大事ですね!」
まとめ:派遣看護師の仕事内容と働き方を知ろう
今回は、派遣看護師の仕事内容や働き方、1日の流れ、勤務先の違いについて紹介しました!
- 派遣看護師の仕事内容と勤務先の種類
- 日勤・夜勤のスケジュールの違い
- 働き方を選ぶポイントと派遣先の探し方
派遣看護師は、病院や介護施設、企業などさまざまな場所で働くことができます。
1日の流れは勤務先によって異なり、日勤は診療補助や患者ケアが中心、夜勤は巡回や急変対応がメインとなるのが特徴です。
また、自分に合った働き方を選ぶためには、勤務時間や給料、職場環境を考慮することが大切です。



派遣看護師の働き方について詳しく知ることができて、イメージが湧きました。



希望に合う仕事を見つけて、理想の働き方を実現しましょう!
自分に合った働き方を見つけるために、希望の条件を整理し、理想の職場を探してみてください。
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